キリスト教会を無毒化する(3)
ユダヤで生まれた鬼っ子キリストは、悪神となり、ローマ人やギリシャ人を騙して信者を増やし、ヨーロッパを席捲した。時の権力者はキリスト神を利用価値ありと見なし、これを利用して民を治め領土を拡張した。やがて宗教改革が起こり、プロテスタント、カトリック双方が信者獲得を競い、為政者は植民地を得るために世界中に進出した。キリスト神は日本にもやって来た。日本の神々や観音様は悪神キリストを嫌ったが、一部の日本人は愛の看板や罪のゆるしやとこしえの命という教えに騙されて信者になった。キリスト神が神道や仏教と習合することは困難だが、日本の文化と混合することは容易である。最初の混淆は聖書が日本語に翻訳された時であった。田舎の教会では板の間に座布団に座って礼拝をした。町の教会では礼拝後の愛餐会のメニューはうどんである。近年では聖書のことばや賛美歌はプロジェクターで礼拝堂の壁に写すようになり、手ぶらで礼拝に参加出来るようになった。ウィズコロナ下では礼拝のウェブ配信が広がった。科学を忌み嫌うキリスト教会も最先端技術をとりいれた。戦後の日曜学校では紙芝居でキリスト教の物語を教えた。キリストをまんがに描いたのは私であるが、手塚治虫はイエス誕生をアニメにし、ヨーロッパで上映した。キリスト教と日本文化との習合は確実に進んでいる。